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2005/03/08 21日目 デリー→東京

 投稿者:インド旅行記2005  投稿日:2017年11月26日(日)18時38分7秒
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  ついに最終日。今日も朝早くに目が覚めた。しばらくボーっとしていた。頭の中では"Stand by Me"がかかっていて、この旅を振り返っていた。最初牛や犬を見てワーワー言ってた3週間前が、本当に遠くのことのように思える。しばらくして丸さんも起きた。2、3「最後だ」的なことを話した。朝食は10時にして、あとの二人は今日は起こさない。丸さんはもう1回バザールに行った。俺は洗面台の前で髪を整えたり顔を洗ったりしていた。果てしなく思えた3週間がもうすぐ終わるんだ、と寝ている二人を待っている間ぼんやりと考えていた。9時を回ってか、たけしの声がしだした。向こうの部屋に行ってみると、二人はもう起きていた。丸さんが戻るまでトランプをする。このトランプもボロボロだ。20時間を超える電車の旅には大いに重宝したこのトランプ、3週間とは思えないほど汚れている。皆でダウトをやって、俺が勝ったあたりで丸さんが帰ってきた。とりあえず、飯を食おう。
俺はベジタブルチョウメンを頼んだ。もうブランチだったし。もちろんチャイも。丸さんは中華丼を頼んだ。何で今さら。でも出てきたものは意外とうまそうだった。お金を払ってから、たけしがコックに電卓をあげた。便利だろう(計算ヘタだし)。丸さんは長高ジャージを。コックは「OK」と言っていた。イヤイヤじゃないよね?たけしはまた「ククニーククニー(ひじ、ひじ)」と肘を指さしてコックを笑わせていた。
部屋へ戻り、荷造り。もう準備はできていた。後は行くだけ。フロントで待っているとボスがタクシードライバーが来たぞと教えてくれた。ボスと握手。適当で怖いがいい人だった。コックともお別れ。写真はさっき撮ったので、手を振って別れた。タクシーに乗り込む。狭い道をクラクションを鳴らしまくってメインバザールを抜ける。もう見納めだ。街道に抜けると、どんどんインドらしさが消えていく感じがした。40分ぐらい走って空港に着いた。便はしっかり出るみたいで一安心。休憩所は5時間前から使えるようなので、それまで待つ。インド人がよくわからない英語でまさよしさんに話してきた。「日本にインド人はいるのか」という内容だったようだ。13時30分になって休憩場に入る。すごく心地いい。売店も色々ある。昼にはハンバーガー(野菜のみ)とリプトン(なぜインドに)も飲んだ。しばらくゆっくりしているとやたらはしゃぐ子供が。たけしが色々動いて笑わせている。そこら中を走り回るその子に母親は手を焼いていた。近くまで子供が来て、俺らも笑っていると、母親が「日本人ですか」と聞いてきた。上手な日本語に驚く。なんでも日本に住んでいるそうだ。そのあともその子は走り回っている。大声を上げながら。いつか彼も口を閉ざすのだろうか。その時は頑張ってくれとなんでもないことを考える。
15時30分くらいになって外に出て、ゲートに向かう。チケットを見せて案内されて待っていると、たけしのお土産のラクダの椅子の脚(3本)が凶器とみなされ持ち込めないことに。チェックを受けて3本をまとめられる。これが成田で出てきたら笑えるねと話をした。持ち物チェックは続き、ここでまさよしさんのマサラを没収されてしまう。商品ではないからのようだ。とても残念だ。まさよしさんは何とかレシピを頼りに探すという。レシピを取っていたのは良かったと思う。持ち物チェックが終わるとそこはもう最後のゲート。しばらく待つと飛行機に乗り込む時間に。早いもんだ、これで最後だ…。席はみんなバラバラで、俺は窓際だった。ついに離陸。さよならインド。眼下にデリーの街が見える。あの雑然とした街が、遠くからは夜景がキレイに見える。3週間、あっという間だった。でもとても濃密な3週間。忘れることはないだろう。一冊にもなった日記もある。そこからの空の旅は早いものだった!バンコクまでもあっという間。22時間の列車の旅に比べれば。日本人が増えてきた。後ろのジジイどもがうるさい。こっちはしみじみしてんだ。成田が近づく。本当に飛行機早いなあ。着地も完璧に、全く無事に、俺らはインドから帰ってきた。みんな食べたいものはあるのに食欲がない。「帰りますかぁ!」と電車に乗る。街並みは全く違う。見慣れたものだけど新鮮に感じた。土気につく前、ボックス席の小さい台に卓球道具を乗せて写真を撮った。旅の終わりの一枚。丸さんは俺に、「じゃあな旅人」と言った。お前もみんなもそうだ。あの高3の日々がインドにつながっていた。遅れた卒業旅行だった。意味どうこうより、高校の友達と3週間インドに行けたことが第一に素晴らしいことだと思う。この旅を一言では言えないだろう。誰かと出会って、話をしたり、体験したり痛感したことが全て。とにかく嬉しい。これは一生ものだとはじめからわかっていた。そしてそうなった。ありがとうみんな。丸さんも言っていたが俺も同じ気持ちだ。これからも頑張ろう。そんでまたどっかに行こう。


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12年後のコメント
何だか盛り上がってしまっていますが、こんな旅ができたこと、それが嬉しかったんでしょう。時間が経つとなおさら、あのタイミングでしかできないことができたんだなと思います。「誰かと出会って、話をしたり、体験したり痛感したことが全て」。まさにそんな感じですね。

日記は原稿用紙で90枚ほどになってました。何かを思い出すきっかけになったら嬉しいです。次は他の方の日記を見せてもらったり、思い出した記憶などを忘年会で話せたら良いですね。
 
 
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